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違国日記


ニューヨークからの帰りの飛行機で。



いちばん強いショットは空っぽの体育館で少女が秘密を明かす場面あたり? でもこれもそうだし、他にも新緑の小径を歩く二人の少女・湘南の海辺で言葉をかわす作家と少女…と、映画的場面になるはずのシーンのことごとくで、編集がまずく演出の感覚が俗。すぐれたカメラをまったく活かしそこなっているのが残念。


〈漫画は線とことばの位置・タイミングで論理をつくっていて、台詞をそのまま脚本化しても映画としては絶対成立しない〉ことの好例。とくに小説家の女の演技・演出は説得力を欠いたと思う。


それと対照的に早瀬憩さんの存在感はおそるべし。

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